序章:しばいぬの嘆き
かつて、しばいぬの里には優れた技術者たちがいた。しかし時代は流れ、多くの者がパソカタ(パソコンカタカタ)から逃れ、EM(Engineering Manager)という名の新たな道へと進んでいった。
だが、しばいぬは見ていた。彼らはマネジメントに向いていたわけではなく、ただコードを書く力を失い、逃げるようにしてその役職に収まったのだ。
技術にも人にも興味がない者が、果たして群れを導くことなどできるのだろうか?
第一章:EMとは何か?
しばいぬは考えた。「EMとは、一体何なのだ?」
・ かつての戦士たちが、武器を捨てて指揮官になっただけではないか?
・ 戦場(開発現場)のことを知らず、兵士(エンジニア)の苦労を知らぬ者が、どうして戦を指揮できようか?
こうして、しばいぬは悟った。「EMの9割は、ただの逃亡者である」と。
第二章:真のマネジメントとは?
マネジメントとは、単に人をまとめることではない。しばいぬは続ける。
「興味なき者、去れ」
マネジメントとは、技術と人を深く理解し、より良い環境を作る者の仕事である。興味がなければ、それはただの事務作業に成り下がる。
「負のスパイラルを断ち切れ」
無能な者がEMになると、技術にも人にも無関心な者を次々と引き入れ、組織は崩壊する。火の海となった開発現場では、優秀な技術者たちが次々と去っていく。
「チギュ達の統治は健常者以上の試練」
しばいぬは見抜いていた。まともなマネジメントならば、まだ統治は可能である。しかし、技術も人もわからぬ者がチギュたちを統治するのは、あまりにも困難であった。
第三章:燃える開発現場、立ち上がるしばいぬ
崩壊した組織を目の当たりにし、しばいぬは決意した。「このままではならぬ」
しばいぬは立ち上がり、真のマネジメントの道を説き始めた。
・ 逃げるな、学べ。
・ 技術に関心を持て。
・ 人を理解し、支えよ。
そして最後にこう締めくくる。
「無能なEMによって焼かれた開発現場に、再び光を取り戻すのは、パソカタを捨てぬ者たちである」
こうして、しばいぬの教えは広まり、燃え盛る開発現場の中から、真のマネージャーが育っていったのだった。