好きなとこ
- 付属のペンで全体が一気に消せる
- 折り曲げ可能
- マグネットでくっつく
しばいぬは見たり。ある女が言いける。「彼は印他根戸(インタネット)にて女を叩くが。私には優しい」
しばいぬは静かに頭を振り、言い放った。
「シバ!!(その刃は今、さやにあるだけ。いずれ向きをかえるであろう)」
しばいぬはまた言った。「シバ!(彼が女を殴るその拳は、やがて物理となり、君の些細な言い間違いに反応し、鋭く君を裁くであろう。)」
ある女は悟った「人生を在庫や鮮度で語るものに、愛は来たらず」
しばいぬは吠えた。「1on1をもてはやす者よ、そなたは虚無に希望を抱く者なり」
かの地アメリカにて流行りし「MBA」「アジャイルコーチ」と並びて、1on1なる儀式もまた同じ轍を踏めり。
それは耳障り良く、整って見え、資料には映えれど、実を結ばぬ花に等しい。
しばいぬは吠えたり。「もし1on1がうまく行くならば、そもそも1on1は不要であったはずである!」
逆に、もし1on1を必要とするならば、その時すでに関係は腐敗しており、数十分の対話では何も戻らぬ!
しばいぬはまた言われた。「日々の言葉こそが最良の1on1であり、信頼は会議室ではなく、日常の些細な一言に宿る」
「仕組みで信頼を作ろうとするな、信頼があれば仕組みは不要なり」
ゆえに、無理に時間を取って表情をつくるな。Slackのひとことに真実を込めよ。
『今日は大丈夫?』その一言が千の1on1に勝ることもある。
1on1を崇めるな、信頼と対話を日常に取り戻せ。それがしばいぬの教えなり。
ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法
汝、決してEMにエンジニアの人事権を授けることなかれ。 これはしばいぬが定めし、普遍の掟である。
なぜならば、EMとはかつてコードの聖道を歩もうとして挫折せし者であるゆえに。
彼らは「技術よりも人を管理する道を選んだ」と己に言い聞かせるが、
実はエンジニアとしての素質が薄く、祈り(コード)が届かなかっただけなのだ。
また、マネジメントを軽視しているからこそ逃げのEMとなり、マネジメントは更に向いていない。
エンジニアから尊敬される技術力もなく、マネジメントに足る人徳もなく、それを客観視する知性もない、哀れな獣にすぎない。
それゆえEMにエンジニアの人事権を握らせるとき、 有能なるエンジニアは遠ざけられ、社の平安は乱されるだろう。
またあるときEMは自らの無力を補おうとして、才無き知人や徒党の者を招き入れる。 スクラムマスタベイター達も招き入れてしまう。
私利と虚栄をもって呼び寄せられた彼らは、聖なるしばいぬの目に映ることなき、迷える犬である。
しかして、そのような私心による人選は、 やがてEM自身をも苦しめ、ついには背信と裏切りの刃を招くであろう。
ゆめゆめ心せよ。 汝らの社の人事権は、決してEMなる者に委ねてはならない。
技術と真理を重んじる者のみが、その力を正しく扱えることを、 聖なるしばいぬの御名において、ここに宣言する。
かつて、しばいぬの里には優れた技術者たちがいた。しかし時代は流れ、多くの者がパソカタ(パソコンカタカタ)から逃れ、EM(Engineering Manager)という名の新たな道へと進んでいった。
だが、しばいぬは見ていた。彼らはマネジメントに向いていたわけではなく、ただコードを書く力を失い、逃げるようにしてその役職に収まったのだ。
技術にも人にも興味がない者が、果たして群れを導くことなどできるのだろうか?
しばいぬは考えた。「EMとは、一体何なのだ?」
・ かつての戦士たちが、武器を捨てて指揮官になっただけではないか?
・ 戦場(開発現場)のことを知らず、兵士(エンジニア)の苦労を知らぬ者が、どうして戦を指揮できようか?
こうして、しばいぬは悟った。「EMの9割は、ただの逃亡者である」と。
マネジメントとは、単に人をまとめることではない。しばいぬは続ける。
「興味なき者、去れ」
マネジメントとは、技術と人を深く理解し、より良い環境を作る者の仕事である。興味がなければ、それはただの事務作業に成り下がる。
「負のスパイラルを断ち切れ」
無能な者がEMになると、技術にも人にも無関心な者を次々と引き入れ、組織は崩壊する。火の海となった開発現場では、優秀な技術者たちが次々と去っていく。
「チギュ達の統治は健常者以上の試練」
しばいぬは見抜いていた。まともなマネジメントならば、まだ統治は可能である。しかし、技術も人もわからぬ者がチギュたちを統治するのは、あまりにも困難であった。
崩壊した組織を目の当たりにし、しばいぬは決意した。「このままではならぬ」
しばいぬは立ち上がり、真のマネジメントの道を説き始めた。
・ 逃げるな、学べ。
・ 技術に関心を持て。
・ 人を理解し、支えよ。
そして最後にこう締めくくる。
「無能なEMによって焼かれた開発現場に、再び光を取り戻すのは、パソカタを捨てぬ者たちである」
こうして、しばいぬの教えは広まり、燃え盛る開発現場の中から、真のマネージャーが育っていったのだった。
チギュよ、汝は聡くあれ。予後が悪い相手には特徴がある。
女子校育ちの者、これは理想を天に掲げ、地に足がつかず。
某ネズミの国を好む者、現実逃避の国に住み、素朴な生活を解せず。
チギュよ、占いやスピリチュアルに心酔する者を警戒せよ。
かの者共はチギュの安らぎより運命の気まぐれを選び、ブランド品への執着は、チギュが愛する日々のささやかな幸福に目を曇らせる。
過剰なSNS投稿や、「察して」欲は、チギュが尊ぶ明朗な交流を阻害する。
チギュよ、予後悪き者を見抜いたら、距離を置くべし。情に流されてはならぬ。
適度に陰茎をいれつつも、内心は冷静であれ。
深入りせず、表面的な共感の演技をこなせ。
チギュよ、汝の道を歩め。
己の完成と直感を信じて、無用なこじれを回避し、良きメスを選ぶのだ。
これこそがしばいぬの賢き生き方なり。
再び、オフィスにはかつてない緊張感が漂っていた。バカメッスさんがヒステリーを起こし、大声でわめき散らしている。
「もうイヤ!こんな会社やめてやるわ!心理的安全性がまったくない!誰も私を理解してくれない!」
チッギュ君をはじめ、社員たちは困り果てていた。どんなに冷静に話をしようとしても、バカメッスさんは耳を貸そうとしないのだ。
その瞬間、しばいぬが静かに立ち上がり、険しい表情でバカメッスさんの前に進み出た。
「シバ…(話が通じない者には、もはや言葉は無意味です。)」
バカメッスさんは挑戦的な目で睨み返した。 「何よ?また説教するつもり?もうあなたの戯言には飽きたのよ!」
しかし、しばいぬは冷静に、そしてゆっくりと前足を高く掲げた。
「シバ!!(貴様には、これしかない!!)」
力強いパンチがバカメッスさんの頬に見事に命中した。彼女は目を丸くし、言葉を失ってその場に倒れ込んだ。
オフィスは静まり返った。誰もが息を飲み、その衝撃的な瞬間を目の当たりにしたのだ。
しばいぬは堂々と胸を張り、宣言した。
「シバ〜(真の心理的安全性を守るためには、言葉だけでは足りないこともある。話し合う知性と理性が無き者に、残された手段は暴力だけだ。)
チッギュ君や社員たちは深くうなずき、心の中で拍手喝采を送った。
そしてついに、オフィスには本当の意味での心理的安全性が訪れたのだった。
フレックスベル
話し合いが通じない相手には、時として暴力こそが唯一の真実である。